1月例会報告
去る1月23日、ケーススタディ編(ソーシャルワーカーの当事者研究)第4回目が開催されました。
今回の発表担当の西川さんは、定例カンファレンスでは2回目の報告です。2年前の報告は、転職後のとまどい、新事業の担当に悪戦苦闘するエピソードが語られていましたが、この2年の間に職場や地域での人間関係も広がり、担当する事業はどんどん増えつつも、試行錯誤を楽しみたくましさが伝わってくるようでした。
●報告者 西川瞬さん(就労継続支援AB多機能型NPO法人勤務 B型職業指導員 社会福祉士)
●報告テーマ「はたらく中で認められるということ」
●参加者 10名(公務員、一般病院、精神科病院、精神科クリニック、老人保健施設、知的障害者通所施設勤務の社会福祉士および精神保健福祉士)
●当日の風景
今日は、半年間客員教授としてお招きしていたヨーク大学の松岡先生が参加し、コメントしてくださいました。松岡先生は、ソーシャルワークにおける抑圧とストレングスに関して研究をされています。
カナダでは、オフィスの異なるソーシャルワーカー同士は、その雄大な地形の影響で、日常顔を合わせて交流することはなかなか難しいようです。インターネットなどを介して悩みや思いを共有することが日常的だと伺いました。本日のカンファレンスに参加いただき、「日本では、顔を合わせて交流することができる地形である。それを存分にいかし、自分の直面しているパワーの問題やストレングスを率直に表明できるこのようなカンファレンスがあることが意義深い。ぜひとも継続してほしい。」とおっしゃって帰られました。
2013年2月15日 更新 カテゴリー:開催報告
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