12月特別講座のお知らせ 家族造形法を用いた事例検討
社会福祉学科(社会福祉学専攻)卒業生のみなさんへ
寒さ、本格的になってまいりました。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。月末の同志社EVEが終わる頃には、今出川キャンパスのクリスマスツリーも点灯に向けて、本格的に準備が始まるかと思います。早いもので、この定例カンファレンスも始まって3年、ホームページで発信するようになって1年がたちました。いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。
さて、毎年、外部講師をお招きしての特別講座を開催していますが、本年度第一弾は、本学心理学部教授、本学心理臨床センター副センター長の早樫一男先生をお招きし、事例を通して、家族理解を深める方法をご教授いただくこととなりました。師走でみなさんお忙しい頃かと思いますが、またとない機会かと思います。お一人でも多くの卒業生のご来場をお待ちしております。
日にち:2012年12月6日(木)
時間:19時開始 (21時終了予定)
受付:18時50分
場所:同志社大学新町キャンパス渓水館1階会議室
講師:早樫一男先生(同志社大学心理学部教授)
タイトル: 「家族造形法を用いた事例検討」
内容:
今月は、長年児童相談所などを中心に、心理臨床に取り組まれ、現在は支援者の自己覚知の研修などにも取り組んでおられる早樫一男先生をお招きし、家族造形法を用いた事例検討を学びたいと思います。
家族造形法とは、家族内の対人関係を、面接にやってきた家族らの体を実際に用いて、視覚的・具体的に、彫刻のように形作ることで、お互いの存在を認め合い、また感情を分かち合おうとするものです。家族を彫刻や粘土に見立てて、その場で形作っていくことから、人間彫刻や家族彫像化などの言葉が用いられます。
本カンファレンスでは、参加者から提供される事例を用いながら、事例の検討を行うとともに、参加者が家族造形法を実際に使えるようになるための演習も盛り込んでいただく予定となっています。
参加費:無料
申し込み:資料の準備の都合上、事前にお申し込みください。
対象:社会福祉現場で働く卒業生であればだれでもご参加いただけます
定員:25名
お問い合わせ・申し込み:野村まで(ynomura@mail.doshisha.ac.jp)
講師紹介:早樫一男先生(はやかし かずお)
現在、同志社大学心理学部教授 同志社大学心理臨床センター副センター長。日本臨床心理士。専門領域は、福祉臨床心理学、家族臨床心理学。1952年2月京都府京都市生まれ。追手門学院大学文学部心理学科卒業。1977年 京都府福知山児童相談所に心理判定員として採用、その後中央児童相談所、宇治児童相談所の心理判定員、判定指導係長 を経て、京都府知的障害者更生相談所所長補佐、京都府身体障害者更生相談所次長、京都府福知山児童相談所長、京都府立淇陽学校長(児童自立支援施設長)、京都府宇治児童相談所長(2011年3月退職)。
○著書 「ジェノグラムをとおした家族理解」(「そだちと臨床」 明石書店 2007~2012)「知的発達障害の家族援助」(共著)金剛出版 2002、「非行臨床の実践」(共著)金剛出版 1998、「更生相談所事務マニュアル」(分担執筆) 中央法規出版1995、「父親と家族療法」(共著)ミネルヴァ書房 1995、「非行と家族療法」(共著)ミネルヴァ書房 1993、「登校拒否と家族療法」(共著)ミネルヴァ書房 1991
○その他 京都府特別支援教育総合推進事業支援地域巡回相談員、京都府家庭問題等困難事案対応サポート事業に係る「家庭支援アドバイザー」、奈良県スーパーアドバイスチーム臨時委員、京都府立淇陽学校苦情解決に係る第三者委員、子どもの虹情報研修センター講師、京都府臨床心理士会理事
2012年11月21日 更新 カテゴリー:今後の予定