同志社大学社会福祉教育・研究支援センター Doshisha Education Research Center of Social Welfare同志社大学社会福祉教育・研究支援センター Doshisha Education Research Center of Social Welfare

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定例カンファレンスではどんなことをしているの?

【2010・2011年度 定例カンファレンス運用方針】

定例カンファレンスではどんなことをしているの?

参加者の中から、毎回事例を提供していただきます。事例は、ソーシャルワーカーをしている「私」を主人公にしてまとめてもらいます。事例をもとに、事例提供者とディスカッションリーダーとで討議の計画を事前に立てていきます。定例カンファレンスの当日は、二人で作った討議計画に沿い、そこに集ったみんなでケースを読み込み、2時間フルに使ってケース討議を行います。カンファレンスの最後には、参加者から出てきた意見で板書がいっぱいになります。最後に、討議計画の一部が披露され、本日の討議のまとめとしてコメンテーターがコメントをして終わります。「こんな時、あなただったらどうするの?」「私だったら、こうすると思う」という自由な発想、意見交換を尊重する場です。

どんな人が参加していますか?

去年から始まった定例カンファレンスですが、実にさまざまな社会福祉実践領域の卒業生が集まってきます。医療機関で働く医療ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、福祉事務所や保健所など行政分野で働く社会福祉士、障害者福祉施設、児童福祉施設、高齢者福祉施設で働く指導員、社会福祉協議会の職員など、実にさまざまです。府パーソナル・サポートセンター相談員など、時代の最先端をいく就労支援サービスに関わる卒業生の参加もありました。この定例カンファレンスでは、むしろ、分野を問わず、分野や立場の多様性から生まれる学びを大切にしています。

毎回何人くらい参加しますか?

去年は、毎回平均12名〜13名程度が参加してくれました。多少のメンバーの出入りはありましたが、全11回開催されたカンファレンスに、多くの方が7〜9回は参加してくれていました。32名の現任のソーシャルワーカーが集った実績を残しています。仕事の関係で毎回出席することは難しいかと思いますが、なるべく継続して参加してくださることを望みます。

定例カンファレンスは京都だけで開催されるのですか?

定例開催のカンファレンスは、京都の同志社大学内の会場で毎月一回(おおむね第4水曜日)実施しています。これまでに卒業生からのリクエストがあり、2011年2月に大阪・天満の会場、9月には同志社大学大阪サテライト(梅田)にて出張カンファレンスを行いました。京都カンファレンスには平日どうしても参加できない奈良・大阪南部・兵庫の卒業生の多くが参加しました。日頃のケース討議に慣れ親しんでいる京都カンファレンスメンバーも参加してくれ、討議をリードしてくれました。今後もさらに回数を増やし、卒業生の交流の場つくりに取り組んでいく予定です。

何しろ、一度、覗いてみてください!

各分野ごと、職種ごとの勉強会や事例検討会、研修会はたくさんあるかと思います。この定例カンファレンスでは、この仕事を選んで、この職についている今の自分をケースに書き込み、さまざまな経験年数、経歴、多様な分野ではたらく社会福祉の実践家がそのケースを材料に参加する討議の中で、経験や意見・考えの違いや多様性の中から何かを学びとり、自分らしい専門職像を作り上げていくことを目指しています。去年の定例カンファレンスに参加してくれた仲間も、サブディスカッションリーダーとして討議に協力してくれる予定です。