2月例会のお知らせ
社会福祉学科(社会福祉学専攻)卒業生のみなさまへ
みなさま、まだまだ寒さが続いております。お元気でいらっしゃいますか。大学は入試を追え、春からの新入生を迎える準備が各所で始まっています。
今月は、「私のケース討議」編です。2012年春から精神科クリニックでソーシャルワーカーとして働いている卒業生がケース作成を担当します。毎年、この定例カンファレンスでは、働き初めて一年目のワーカーに登場してもらい、今の気持ちを率直に語る場を設けています。年度末でお忙しいとは思いますが、多くの卒業生とともに、今年歩みだしたソーシャルワーカーの語りに耳を傾けたいと思います。今月も皆様のご来場を心よりお待ちしております。
今年度最後のカンファレンスとなります。終了後、お時間の許す限り、大学近くで懇親会を開催したいと思います。お申し込みは当日で結構です。来年度の研修計画等にもぜひともご意見をお寄せください。
●日にち:2013年2月27日水曜日
●時間:18時30分受付開始 19時開始(21時終了予定)
●場所:同志社大学新町キャンパス渓水館1階会議室
●参加対象:本学社会学部社会福祉学科(文学部社会学科社会福祉学専攻)等で社会福祉を学び、現在現場で働く卒業生など
●参加費:無料
●お問い合わせ:野村(ynomura@mail.doshisha.ac.jp)
2013年2月15日 更新 カテゴリー:今後の予定
1月例会 参加者感想
当日ご参加いただいた方々の感想から、一部紹介させていただきます。
●報告者感想
参加者からのコメント「認められたい⇔認めたい」ということにも、そうかと思いました。本日は報告する立場でしたが、参加者のみなさんから教えていただく立場でもあり、とても嬉しく思いました。みなさんに、心の中にもっているもやもやとしたものをお聞きした気がして、とても話しにくい質問を用意してしまったのでは・・・と思っていたんですが、ありのままを伝えていただけた気がして、心強さを感じました。自分の中でこの機会が自分を振り返る、パワーをもらえる貴重なひとときとなっています。 (西川瞬)
●参加者感想
◎きてよかったです。おなじ様に障害者分野で働いておられ、すごく熱い思いをもってやっておられるのを聞いて、改めて考えさせられることがありました。強み、弱み、認められたい・・・利用者さんの支援計画を作るときにもう一度考えたいと思いました。自己覚知についても考えてみたいし、福祉の仕事をする仲間と熱く語ってみたいものだなと思いました。(知的障害者通所施設 社会福祉士)
◎少し前の自分の心境に近いなどと思いながら、聴かせていただきました。また一方で、この仕事はやっぱり熱いものがベースになければと再認識することができたと思います。自分らしいソーシャルワーカー、難しいテーマですよね。これからも模索していきたいです。(公務員福祉職)
◎「認められたい!」と思っている自分、「自分らしさ」がわからない自分」・・・今日は自分の弱いところをさらけだした気がします。安心してさらけだせる場を与えていただいていることがありがたいです。さらけだすことで前に進めるような気がします。自分自身も成長していくことができるソーシャルワーカーという仕事につくことができてよかった、と思えた時間でした。(精神科クリニック 精神保健福祉士)
2013年2月15日 更新 カテゴリー:参加者感想
1月例会報告
去る1月23日、ケーススタディ編(ソーシャルワーカーの当事者研究)第4回目が開催されました。
今回の発表担当の西川さんは、定例カンファレンスでは2回目の報告です。2年前の報告は、転職後のとまどい、新事業の担当に悪戦苦闘するエピソードが語られていましたが、この2年の間に職場や地域での人間関係も広がり、担当する事業はどんどん増えつつも、試行錯誤を楽しみたくましさが伝わってくるようでした。
●報告者 西川瞬さん(就労継続支援AB多機能型NPO法人勤務 B型職業指導員 社会福祉士)
●報告テーマ「はたらく中で認められるということ」
●参加者 10名(公務員、一般病院、精神科病院、精神科クリニック、老人保健施設、知的障害者通所施設勤務の社会福祉士および精神保健福祉士)
●当日の風景
今日は、半年間客員教授としてお招きしていたヨーク大学の松岡先生が参加し、コメントしてくださいました。松岡先生は、ソーシャルワークにおける抑圧とストレングスに関して研究をされています。
カナダでは、オフィスの異なるソーシャルワーカー同士は、その雄大な地形の影響で、日常顔を合わせて交流することはなかなか難しいようです。インターネットなどを介して悩みや思いを共有することが日常的だと伺いました。本日のカンファレンスに参加いただき、「日本では、顔を合わせて交流することができる地形である。それを存分にいかし、自分の直面しているパワーの問題やストレングスを率直に表明できるこのようなカンファレンスがあることが意義深い。ぜひとも継続してほしい。」とおっしゃって帰られました。
2013年2月15日 更新 カテゴリー:開催報告