同志社大学社会福祉教育・研究支援センター Doshisha Education Research Center of Social Welfare同志社大学社会福祉教育・研究支援センター Doshisha Education Research Center of Social Welfare

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あるべきソーシャルワーカー像を探求する。こうありたいソーシャルワーカー像を語りながら。

7月特別講座 参加者感想

当日ご参加いただいた方々の感想から、一部ご紹介させていただきます。

◎今まで体験したことのないような事例検討法で非常に面白かったです。あくまで自分がなりきってのものにも関わらず、非常にリアルな家族関係が浮かび上がってくるのがすごかたです。具体的な言葉では言いようのない独特な空気感がなんかもうとてもおもしろかったです。(社会福祉協議会 社会福祉士)

◎自分の立つ位置や視線、視界が違うだけでこんなに感情が出てくるのだなと感じました。最後は完全に役になっていたし、どのように家族と関わって生きたいかを伝えている自分がいて驚きました。紙で見る事例ではなく、自分自身が動いてみる事例ということでとても面白かったです。今日、仕事終わりにカンファレンスがあることを思い出して参加して本当によかったです。(地域包括支援センター 社会福祉士)

◎今回初めて家族造形法を体験しました。最小限の情報でその人になりきって、自然と素直な気持ちが湧いてきたので、とても不思議な感じがしました。自然と湧いてきた気持ちは、体の動きやポーズ、視線、立ち位置などによって変わってくるものなのだと感じました。私は子どもの役を体験しましたが、両親がいるのにほとんどいないような感じの関係がどんなに寂しく心細い思いをするのか、父親が病気だけど自分はどうすればよいのか戸惑うことなど、リアルに気持ちを感じることができました。(精神科病院 精神保健福祉士)

◎初めて家族造形法を体験しました。ものすごく楽しかったです。与えられている情報は最小限なのに、造形をすすめていくにつれて色々な気持ちがわきあがってきて、とても不思議です。紙上、机上でもんもんと考えているだけではなかなかわからない当事者たちの思いが手に取るように分かってくるようでした。また自分の業務にも活かしていけるといいなと思います。(回復期リハビリテーション病院 社会福祉士)

◎家族造形法をつかった事例検討は2回目でした。今回は事例提供者としての参加で、前回とはまた違った面白さ、気づきをえることができました。普段の支援では本人の側により過ぎてしまったり、逆に家族の味方になってしまったりと、軸がぶれてしまうことが多いのですが、家族を客観的にみることができてニュートラルな視点をもどすことができました。支援者が望む形が必ずしも正解ではないことを改めて気づかせてもらいました。本人も家族もそれぞれが本人なのだと、家族支援の本質をつかれた気がします。(精神科クリニック 精神保健福祉士)

2013年9月17日 更新 カテゴリー:参加者感想

7月特別講座 開催報告

 去る7月31日、本学心理学部早樫一男教授をお招きし、「家族造形法による事例検討 第二回目」を開催しました。

 「今度、早樫先生が来られたときには、事例をぜひとも提供したい」との希望者が多く出る中、精神科医療の現場で働くソーシャルワーカーが担当することとなりました。「何か心にひっかかっているケース」を、仲間の手を借りて、登場人物を粘土で描き、その粘土の彫刻(参加者)をいろいろな位置や角度で置いてみて、自分の見立てを振り返る貴重な時間。

 ケースを担当している自分が、このケースをどう眺めているかが丸裸になっていくプロセスは、参加者の協力と、事例提供者の勇気がなければいいものにならないことを実感。今回も早樫先生が参加者全員が安心して事例検討に望める舵取りのもと、体と頭と心を動かしてリフレッシュする貴重な時間を得ることができました。お忙しい中講師に駆けつけてくださいました早樫先生、本当にありがとうございました。

まずは家族造形法に方法についてのレクチャーから始まりました。しかし何より「体験してみるのが一番いい」と早樫先生。早々に事例検討に移りました。

 

合間合間に、登場人物からのフィードバック、観察者からのフィードバックを丁寧に時間をかけてはさんでいきます。

もしかしたら、支援をしている人たちから、支援をしている自分はそんな風にみえるのかも。目からうろこのやりとりが続きます。事例提供者も自分の心に湧いた気持ちをその場で披露していきます。

2時間があっという間に過ぎていきました。体を動かすので、なぜか終了時は軽い運動をして汗をかいたような、そんな爽快感すら感じています。

参加者:8名

内容:①家族造形法について学びました ②家族造形法を用いて実際に事例検討をしてみました 

2013年9月17日 更新 カテゴリー:開催報告

7月例会報告

 去る7月3日、ソーシャルワーカーの当事者研究編第一回を開催しました。当事者研究編は、働き初めて5年以上の中堅実践家が自分の実践を整理したり、振り返ったりすることを意図して始まりました。当日は、20年近く現場で働く卒業生から、この春卒業したばかりの卒業生まで、さまざまなキャリアの実践が参加し、お互いの経験の披露や交流が活発に行われていました。

 定例カンファレンスは、さまざまなキャリアの卒業生の参加を歓迎いたします。同期の卒業生方とお声をかけあって、是非一度のぞいてみてください。

当事者研究の進め方を学びながら、2人組みになってひたすら対話を続けます。知っている先輩、何となく顔見知りの後輩、初めて会う卒業生、対話もラウンドを重ねると、いつの間にか互いに熱く語り合っていました。

対話の間には、席の移動やパートナー探しでちょっとした動きも入ってきます。ちょっとした動きが、話題の切り替えになり、次のパートナーとの出逢いに集中できました。

雨の中、今晩も卒業生が駆けつけてくれました。

 

参加者 12名

内容 ①当事者研究の進め方について学びました。 ②2人組みになり、仕事の魅力についてダイアログを行いました。

2013年9月17日 更新 カテゴリー:開催報告