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7月特別講座 開催報告

7月特別講座 開催報告

 去る7月31日、本学心理学部早樫一男教授をお招きし、「家族造形法による事例検討 第二回目」を開催しました。

 「今度、早樫先生が来られたときには、事例をぜひとも提供したい」との希望者が多く出る中、精神科医療の現場で働くソーシャルワーカーが担当することとなりました。「何か心にひっかかっているケース」を、仲間の手を借りて、登場人物を粘土で描き、その粘土の彫刻(参加者)をいろいろな位置や角度で置いてみて、自分の見立てを振り返る貴重な時間。

 ケースを担当している自分が、このケースをどう眺めているかが丸裸になっていくプロセスは、参加者の協力と、事例提供者の勇気がなければいいものにならないことを実感。今回も早樫先生が参加者全員が安心して事例検討に望める舵取りのもと、体と頭と心を動かしてリフレッシュする貴重な時間を得ることができました。お忙しい中講師に駆けつけてくださいました早樫先生、本当にありがとうございました。

まずは家族造形法に方法についてのレクチャーから始まりました。しかし何より「体験してみるのが一番いい」と早樫先生。早々に事例検討に移りました。

 

合間合間に、登場人物からのフィードバック、観察者からのフィードバックを丁寧に時間をかけてはさんでいきます。

もしかしたら、支援をしている人たちから、支援をしている自分はそんな風にみえるのかも。目からうろこのやりとりが続きます。事例提供者も自分の心に湧いた気持ちをその場で披露していきます。

2時間があっという間に過ぎていきました。体を動かすので、なぜか終了時は軽い運動をして汗をかいたような、そんな爽快感すら感じています。

参加者:8名

内容:①家族造形法について学びました ②家族造形法を用いて実際に事例検討をしてみました 

2013年9月17日 更新 カテゴリー:開催報告