9月大阪出張例会 参加者感想
当日参加いただいた方々からの感想から、一部をご紹介させていただきます。
●報告者感想
千品友理さん(2005年卒)
今日、ケースを出させていただくのにすごく不安はあったのですが、このカンファレンスを終えてみて、自分のしんどさを素直にみなさんに聞いていただくことができて、本当によかったと感じました。私には相談できる人がいない、しんどいとばかり思っていましたが、大学の先生方の存在や他の施設機関の職員さん、同僚、他職種の職員さんの存在が私にとって偉大であること、もう少しこれらの人々に頼ってみてもいいのだということを感じることができました。私にできることはまだまだありそうです。職場外に出て色々なことを吸収する機会をこれからの大切にしたいと思います。
天谷仁美さん(2012年卒)
定例カンファレンスは5ヶ月ぶりで、4月に参加したときは、就職したてで仕事もまだ担当しておらず、職場内研修しかしたいない状態でした。その時、すでに同期の卒業生は、一人前扱いで仕事をじゃんじゃんしていましたが、今やっと、あの時の同級生の気持ちを半年おくれで味わっている気分です。ケースに書いたとおり、日々不安と迷いを持ちながら働いているんですが、「一年目はそれでいいんだよ」と言ってもらえて安心しました。かと言って、一年目ということに甘えず、できる事から実践して、経験を積みあげていけたらよいなと、やる気にもなりました。また来たいです。
●参加者感想
◎お2人のケースは、経験年数や困難な内容は違いますが、ソーシャルワーカーとして向き合われている姿勢はとても大切なことだと思いました。私自身を振り返る機会にもなりました。同じ大学の卒業生とこのような場を共有でき、心強さを感じました。(一般病院 社会福祉士)
◎いつもは研修といえば講演や事例検討会なので、このような、「仕事をしている自分」についてみんなで考えることは新鮮で、学生に戻った気分でした。天谷さんのケースでは、初心を思い出すことができたので、また来週から新たな気持ちで仕事ができそうです。またぜひ来させてください。(病院 社会福祉士)
◎人のケースのことを聞き、報告者の顔を見て、一生懸命、今何に悩まれているのか・・・どんな気持ちなのか・・・を読み取りたいと思うのですが、(なんと自己中心的だと自分を思うのですが)ついつい自分のことを考えてしまいます。でも、「自分はどうだろう」「自分ならどうするだろう」と考えられることが仲間と討議をする、ということなんでしょうね。明日からの力になる、やわらかな時間をありがとうございました。(公務員 福祉職)
◎新人でもベテランでも、責任のある立場の人でも日々悩んでいるし、迷っている。とても信頼している私の上司もそうであることに気づいた。「ソーシャルワーカーは考え続ける専門職である」という言葉は、福祉に携わる仕事が何のしばりのない仕事でも、しばりのある仕事でも共通していて、「考え悩んでいいんだよ」と言ってくれているように思える。自信を持つことは大事だが、自分を過信しないためにも、考え、悩み続けたい。(パーソナルサポートセンター 社会福祉士)
2012年10月30日 更新 カテゴリー:参加者感想